就職について思うこと1

ちょっと就職に対して考えたことがある。

内定式は東京本社で行われたのだが、そこで案内してくれた人は、ちょっと知的でものかなしげな人だった。（山上さんとしよう。）
俺はそういう人を昔、好きになったことがあって、なぜか惹かれるものを感じていた。

内定式のあとの会食で、いつもお世話になっていた女性の総合職の山間さんとおしゃべりする機会があった。
山間さんというのは早稲田出身の人事の方だが、3年目にして大阪→東京と経験し、すでに社会保険労務士もうかったらしい。将来の女性の役員候補（BY人事部長）らしい！？

「山上さんも採用人事の方なんですね」
みたいな話をすると、横から若い人事部長のかたが
「彼女、君の先輩だったよね」
みたいな話をする。
しかし、山間さんは困ったような、なんともいえない表情をした。
そして「彼女、事務職なの」と俺に小声で言った。

その意味が俺には良くわからなかった。

しかし、その後その壁を感じる出来事があった。

会食も終わり、最後にプリントが手渡された。
コンピテンシーについての文書だった。そこで文書を配る山上さんのそばで、コンピテンシーについて説明する山間さんが居た。
それから人事部長の説明の間も山間さんが斜め上を向いていたのに対し、山上さんは斜め下を向いていた…。

同じ大学をでて、同じ会社に入り、この二人はその時点でどれほど違っていたのだろうか？そして現在のこの違いはなぜだろう。仕事内容？？

総合職と一般職を違わせることにメリットはどれほどあるのだろう？そう考えた一瞬だった。